年齢を重ねるにつれて増えていくシワ。
「あれ!?こんなところにシワなんてあったっけ?」
鏡や写真に写った自分を見て新しいシワに気付いたときのショックは計り知れないものです。(;;)
しかしそのまま成り行きに任せていては残念ながらシワは増える一方・・・。
何の手立てもなく老いゆく自分を悲観する代わりに、シワの原因と対策を知り、老化の進行を遅らせてみてはいかがでしょうか?
シワの種類と原因
ひと言でシワといっても、シワには実は大きく分けて3つの種類があります。
まずは気になるシワがどの種類かを見分けることから始めましょう。
小ジワ
小ジワはお肌の表層にできる比較的まだ浅いシワのこと。
目元のちりめんジワがいい例ですね。
大ジワ
大ジワは、お肌の奥で弾力を保っているコラーゲンやエラスチンが変形したり減少することでできるシワで、小ジワよりも深くクッキリと目立ちます。
表情ジワ
そしてもう1つのシワが表情ジワといわれるシワ。
同じ表情の繰り返しにより筋肉が収縮してでできるシワです。
表情ジワは年齢とともに大ジワになる場合があります。(><)
眉間のシワなどがこれにあたります。
シワの原因
シワの種類を見極めたら、次はその原因を探りましょう。
原因を知ることで、それに合わせた対処法も自然と見えて来ます。
小ジワの原因は?
小ジワの主な原因は乾燥。
保湿をすることで比較的簡単に改善できるのが特徴です。
大ジワの原因は?
大ジワの主な原因は紫外線と加齢。
紫外線の刺激や加齢によりお肌のハリや弾力をつくっているコラーゲンやエラスチンが変形したり減少し、結果として皮膚を支え切れなくなりシワが出来てしまいます。
コラーゲンやエラスチンはお肌の奥の真皮層にあるため、一般的な基礎化粧品は届きにくく改善も容易ではありません。
表情ジワ
しかめっ面をしたり、笑ったり、むすっとしたりする時、必ずどこかにシワが寄りますよね。
これは顔にある筋肉の働きによるものです。
特に若い頃はお肌に弾力がありますので表情によるシワもすぐに元に戻りるのですが、年を重ねるにつれて回復の力も弱くなりますので、頻繁に繰り返される表情によるシワがそのまま刻まれてしまうのです。
シワ対策
気になるシワの種類を見極めたら、それに合った対策をとっていきましょう。
シワの予防、改善次第であなたの見た目年齢は大きく変わっていきます。
小ジワの対策
小ジワ対策はとにかく保湿!
毎日の小まめなスキンケアをしっかり手を抜かずに行いましょう。
小ジワには保湿力の高い化粧品をたっぷり使いましょう。
ヒアルロン酸やセラミドなどの成分は特におススメ。
目元や口元など特に気になる部分にはエッセンスやクリームを重ねづけしたり、専用クリームを使用するなどしてスペシャルケアをしてあげるといいですね。(^^)
また空気が乾燥する冬や夏のクーラーの効いた室内では、加湿器や濡れたタオルを設置したりウォーターミストを携帯するなどしていつも以上に保湿を心がけましょう。
大ジワの対策
大ジワの一番の予防対策は、紫外線対策を1年中心がけること。
その為のマストアイテムが日焼け止め。
日焼け止めを選ぶ際はSPFの数字だけでなく、シワの原因となる紫外線A波を防いでくれるPA値によく注目しましょう。
ちなみに現在のPA値の最高値はPA++++です。
紫外線対策によるシワへの効果はすぐに実感出来るものではないかもしれませんが、数年後のお肌に確実に大きな差が生まれてきます。
また既に出来たしまった大ジワですが、これにはコラーゲンやエラスチンへのアプローチが改善の鍵を握ります。
ところが!
コラーゲンやエラスチンの配合された一般的な化粧品は肝心な真皮層までは浸透しませんので、お肌表面の保湿にはなりますが残念ながら直接的に成分を補うことは出来ません。(;;)
ではどうしたらよいのか?
化粧品はコラーゲンやエラスチンそのものではなく、コラーゲンやエラスチンを生成する働きのある成分が配合されたものを使用すると効果的です。
その代表的な成分としてレチノールが挙げられます。
レチノールにはコラーゲンやエラスチン・ヒアルロン酸を作り出す線維芽細胞を活性化してくれる働きがあることで知られています。
そして表面上のケアだけでなく食事やサプリから積極的にコラーゲンを体内に取入れることも心がけてみましょう。
コラーゲンが多く含まれる食事は手羽先やフカヒレ、すっぽんなど。
コラーゲンの生成には欠かせないビタミンCと一緒に食べると尚Good。
サプリや美容ドリンクを選ぶ際には、コラーゲンを酵素分解し分子量を小さくしたコラーゲンペプチドが配合されているものを選びましょう。
コラーゲンを摂取してもお肌に吸収される前にアミノ酸に分解されてしまうという理由から、一説では「コラーゲンは食べても意味がない」とも言われていますが、そもそもコラーゲンの生成にはアミノ酸が必要なので「意味がない」ことはないのです。
またコラーゲンの一部はアミノ酸には分解されず、低分子コラーゲンともいわれる「コラーゲンペプチド」として体内に吸収されるということが京都府立大学院の研究でわかっています。
このコラーゲンペプチドはそのままコラーゲンになる訳ではないのですが、コラーゲンやエラスチンの生成を活性化させる働きがあることが分かってきているそうです。
この他に大ジワ対策サプリ(orドリンク)としては、線維芽細胞を活性化させてくれるプラセンタもオススメです。
コラーゲンやエラスチンが生まれ変わるには5~6年かかるといわれていますから、いずれにしても長い目で継続的なケアをすることが一番大切です。
表情ジワの対策
表情ジワの対策は、まずは自分の表情の癖に気がつくこと。
知らないうちにへの字口をしたり眉間やおでこにシワを寄せたりしていませんか?
若い頃はお肌の弾力があるのでシワにならずに済んでいたものが、加齢により肌を支えているコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸が減少することで同じ表情の繰り返しが表情ジワとして刻まれてしまうのです。
自分の表情癖に気がついたらすぐに正すように気をつけましょう。
ただあまりにも気を使い過ぎて自然に笑ったりすることも出来なくなっては本末転倒!
これでは女性としての魅力も半減してしまいます。
特に表情ジワで気をつけたいのは、ネガティブな表情によるシワ。
眉間にシワを寄せたり、目を細めたり。への字口をしたり。
こういったネガティブな表情をする時のシワが定着すると、老け顔になるのはもちろんのこと、更には意地悪な顔つきになってしまいますので注意が必要です。(><)
表情筋の働き自体を抑えてシワを失くす「ボトックス注射」も対策としては有名ですが、表情が明らかに不自然になりますので、できることならやはり自然な方法で努力を積み重ねていきたいものですね。
既に深く刻まれてしまった表情ジワのケアとしては、それ以上深くならないように表情に気をつけることはもちろん、大ジワの対策と同様にお肌の弾力・ハリを作り出しているコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸を生成する線維芽細胞の活性化を意識しましょう。
まとめ
アラフォーともなれば、シワの1つや2つあって当然のこと。
むしろそれが普通であって、シワが全くないアラフォーは逆にちょっと怖いかも。
重要なのは、今起きている老化現象に目を背けることなくしっかりと向き合いながらこれからいかにシワを出来にくくするか、そして出来てしまったシワに対していかに的確なケアをして改善していけるかということ。
ケアをずっと続けているのにも関わらずなかなか状態が改善されない場合には、アプローチが間違っている可能性もありますので改めて気になるシワの種類やそれに合った対処法を見直してみましょう。
老化現象は食い止めることは出来ませんが、日頃の対策次第で進行を遅らせることは十分可能です。
お肌はしっかりとケアをしてあげれば、ちゃんと答えてくれます。逆も然りです。
地道な努力が、結果的には実年齢よりも遥かに若く見えるお肌へと導いていくのです。