美白化粧品と呼ばれるスキンケア商品。
アラフォー女子のあなたなら一度は手にしたことがあるのではないでしょうか?
自宅ケアで本気でシミを薄くしたいとお考えであれば、その美白化粧品に含まれる成分の役割についてもしっかりと把握しておくべき。
今日はシミに効くといわれる成分について、ちょっとだけ詳しくお勉強してみましょう(^^)
化粧品が効くシミと効かないシミ
シミにも色々な種類がありますが、大きくわけるとお肌の表面に出来たものと、お肌の奥の真皮層にまで根が伸びているものとあります。
お肌の浅い部分あるシミは美白化粧品で薄くすることが十分可能なのですが、根の深いシミについてはなかなか化粧品では薄くすることが難しいというのが現実(><)
まずはご自分のシミがどんな状態なのかを確認することから始めましょう。
クイック自己診断
- 赤~茶色・・・お肌表面のシミ → 化粧品で改善の余地あり
- グレーがかった黒~青色・・・お肌の奥のシミ → 化粧品での改善は難しい
※厳密にはシミには遺伝性のものなど沢山の種類がありますので、より的確なケアを望む場合はまず皮膚科へ相談しましょう。
更に詳しいシミの種類にいてはコチラ
美白成分の働き
世の中には数え切れないほどの美白化粧品が出回っていますが、美白成分とひとことでいっても実は成分によってその働は2つのタイプに分かれるのをご存知でしたか?
この働きの違いを知らないと、思っているような効果がなかなか得られない場合もありますので要チェックです。
シミ予防タイプ
1つ目はシミを作っている工場の働きを抑制して、これ以上シミが出来るのを予防する働きをする成分。
通常、紫外線等の刺激を受けるとシミの工場であるメラノサイトがお肌を守ろうと活性化してメラニン色素を作り出し、結果的にそれがシミとなって肌の表面に現れるのですが、このタイプの美白成分は、工場の働き自体を阻止してくれますので、今よりシミを増やさない、そして今あるシミをこれ以上濃くしないという場合には最適の美容成分です。
シミを薄くするタイプ
そしてもう1つは既に出来てしまっているシミを薄くするタイプ。
このタイプの美白成分は、メラノサイトから生成されたメラニン色素の色を還元する働きがあります。
今あるシミを薄くしたい場合にはこのタイプの美白成分を選ぶのが必須です。
それでは次に、実際にはどんな美白成分が効果的なのか。
タイプ別に詳しく見ていきましょう。
シミに効く美白成分
色々な美白成分がありますが、その中でも厚生労働省が認めている信頼性の高いものをまずはいくつか紹介しますね。
厚生労働省が認める美白成分のことを「美白有効成分」といいます。
これらの美白有効成分を一定の濃度で配合したスキンケア商品は、通常の化粧品よりも効果が高い「医薬部外品」として位置づけられますので、より効果の高い美白化粧品選びのポイントの1つとして覚えておくとよいですね。(^^)
但し、、、厚生労働省が認可する美白有効成分は「シミ予防」としての美白効果が期待出来るものであり、「シミを薄くする効果」として認められたものではありません。
とはいえ実際のところビタミンC誘導体やプラセンタエキスにはシミを薄くする還元作用が含まれていることも事実です。
シミ予防タイプ
- アルブチン
- ビタミンC誘導体
- プラセンタエキス
- カモミラET
- ルシノール
- エラグ酸
- トラネキサム酸
- リノール酸
- コウジ酸
- 4MSK(4-メトキシサリチル酸カリウム塩)
- マグノリグナン
シミを薄くするタイプ
- ビタミンC誘導体
- プラセンタエキス
お肌の漂白剤!?最強の美白成分ハイドロキノン
実は厚生労働省に認可はされていないものの、皮膚科のお医者さまの多くが、シミの治療としてまず処方する成分があります。
それがハイドロキノンという成分。
シミの工場メラノサイトの活性化を抑えて新たなシミを作らないようにするだけでなく、出来てしまったシミを薄くする作用があるまさに理想の美白成分なのです。
その威力たるや、「お肌の漂白剤」「シミ消し薬」などといわれる程(°ω°)
しかしその強力なパワーなだけに、お肌への刺激も強く医薬部外品として化粧品に配合することは許されておらず、「”美白”化粧品」と謳うことは出来ないのだとか・・(;;)
シミを薄くする還元作用に関してはダントツとのことで、大変人気の高い成分となっています。
まとめ
シミに効く化粧品にも実は色々な種類があることがお分かり頂けたかと思います。
多くのアラフォー女性が理想とするのは、これ以上シミを増やさず、尚且つ今あるシミを薄くしてくれるオールマイティな美白化粧品ではないでしょうか。
それの為には「美白」という文字にただただ踊らされることなく、その化粧品に含まれる成分をしっかりと確認してその効果を見極めることが大切。
ハイドロキノンやビタミンC誘導体のように1つで二役を兼ねている優秀な成分を選ぶもよし。
または異なる効果を期待出来る2つ以上の成分がバランス良く配合された化粧品を選択するという手もあります。
また成分以前にその使用感やお肌に合うか合わないかなども重要なポイントになりますので、成分だけで判断していきなり購入するのはオススメ出来ません。
気になる化粧品があればまずは店頭のテスターやトライアルキットを試した上で総合的に自分に合ったものを選ぶようにしましょう。